効率ばかりを求めてないで
最初から効率の良さばっか考えてたら勿体ない。
より効率の良いものを求めるのはいいことだが、やってみなきゃ分からないことも必ずある。
"やらないよりはやった方がいい"という考え方は危ないが、はじめから最適効率でできる人はいないので。
成功してる人だって沢山失敗してそこにたどり着いている。
そこには必ず試行錯誤がある。
私はスペイン語上達のために
自分で書いた日記を毎日読み返すことにしました。
初めは10日分を見ながら声に出す練習。
しかしやっていくうちに、
1日分を見ないで言えるようになった方が良いのでは?と思い、実践してみると格段に頭に入ってきた感覚がありました。
色んなやり方を試しながら、自分の感覚で徐々にいい方向にシフトチェンジしていくことができたのです。
成功者とかが、
「こうやれ」「これが効率いい」とか、
「これだけはやるな」「効率が悪い」とか言ってるのを
ただ鵜呑みにしてるだけになってはいけない。
それなら「多少効率悪いかな」とは思っても、自分の力で思いついた策を試してみるのも僕はいいかなと思った。
先人の知恵はヒントにする程度に捉えておきたい。
そんでやっぱりそこにたどり着くなら、「やっぱ先人すげぇ」
こんくらいでいいや、と私は思います。
自分なりのプロセスで徐々に効率よくなったやり方は、なんで効率がいいのかとか理解してるからやりやすい。
地球が1つの大きなジャングルで
その世界の各所に「腹筋が割れるトレーニングの書」が散りばめられているとしよう。
そこに腹筋を割ってモテモテになりたい二人の男がいました。
名前はケンジとゴウマ。
しかし彼らは腹筋の割り方を何一つ知りませんでした。
ある日2人は大きな栗の木の下で
「初級・1年間で腹筋が割れるトレーニングの書」を見つけました。
堅実なケンジは
「まぁ効率は悪いけどやってみよう!何か腹筋について分かるかもしれない」と言って
とりあえずその日から実践してみることにしました。
しかし傲慢なゴウマは
「1年て、そんなん効率悪すぎじゃアホンダラ」と言って
もっと効率のいいトレーニングを求めて、「伝説・3日で腹筋が割れるトレーニングの書」を1年間探し続けました
見つけたその日から実践しているケンジは、ずーっと淡白にやっているとは考えづらいです。
これではただの指示待ち人間ですから。
まずは効率が悪いことがわかっていてもとりあえず「1年間で腹筋が割れるトレーニング」をやり始める。
やっていく中で「もっとこうしたらいいかな?」と気づくことが必ずある。
自分なりにアレンジを加えながら、さらにいいトレーニングにして継続していく。
一方ゴウマは毎日一生懸命に探しますが、なかなか見つからず、夜は疲れ果ててすぐに寝てしまいます。
彼はまだ腹筋のことを何も知りません。
ただ、効率よく腹筋を割るトレーニングのことだけを考えているからです。
ケンジは毎日の経験から「1年間で腹筋が割れるトレーニング」をアレンジし、
半年間→3ヶ月→1ヶ月と効率の良さを手探りで追求していきました。
ゴウマは1年かけて伝説の書を見つけ、3日でバキバキになりますが、その頃にはもうケンジには追いつけません。
やらないよりやった方がいいの話と矛盾してんじゃん!ってなると思いますが、少し違います。
わたしなりの境界線があるので、感じ取ってください。
押し付けられてやった方がいい!と言われたことをやるのは僕の中では違うということです。
というか自分なりに状況に応じてこのふたつの考えを使い分けてもらえたらと思います。
矛盾してんじゃねーかコノヤロウ、ってなるより、自分であれこれ考えてみてください。
こんな考え方もあるんや、くらいに受け取ってもらえたら、と思います。
今回は私自身も伝え方はかなり悩んだので、少々理解しづらいかと思います。
まぁそこは何とか頑張ってみてください!笑
18/6/2020(51)