思考の足跡が見える質問をする
《思考の足跡が見える質問をする》
質問をする前に、その質問と真摯に向き合っていますか?
最近どう?っていう質問したりしていませんか?
この質問、非常に答えにくいですよね。
まぁいい感じ、ってだいたいこんな答えになってしまうでしょう。
私もやってしまいますが笑
《なぜ質問と真摯に向き合うのか?》
それは
「相手を本気にさせるため」です
ここに、強くなりたい1人の男がいる。
名を パンチ太郎
「どうしたら強くなれますか?」
え、なに、どう強くなりたいの?全然わからん
「知らんがな」
「どうしたら彼より強くなりますか?」
目指すべき目標はわかったが、どんなアプローチで行きたいんかが分からん
「彼よりも鍛錬すればいいんじゃないか」
「どうしたら彼よりパンチが強くなりますか?」
強いパンチがしたいということはわかったが、その前にお前は自分のパンチを知ってんのかい?
「腕の力だけじゃなくて上半身と下半身の反動を利用してパンチをすると力強く打てるぞ」
「強いパンチを打つために下半身から力を伝えてくる感覚は分かったのですが、腕が出てくるタイミングはいつがベストですか?」
そこまで自分でやってくれたら、私は最後の一押しをするだけでいいんだよ
「胸が正面を向いた瞬間に逆の手を後ろに引くのと同時に前に出せば強いパンチが打てるからやってみな」
パンチ太郎の質問に足跡が増えれば増えるほど、パンチ博士も返事がしやすそうに思えます。
- どうなりたいの?→強くなりたい
- どれくらい?→彼より
- どうやって?→パンチで
- そのために何を知りたいの?→腕を出すタイミング
全部上に包含されてますよね。
どこまで因数分解していけるかが鍵になってきます。
質問が曖昧だと曖昧な答えしか返ってこない。
質問が具体的であればあるほど、今自分が欲している適切な答えが返ってくる可能性が高い。
それは何を返していいか分からないというのもあるが、その質問に対して質問者がどれだけ真摯に向き合ってきたかが分かるからである。
自分にその質問をしてくる前に、自分自身で考えられるところまで答えを出す。
その上で、分からないことだけを質問してきているか否か。
真摯に向き合った末の意欲的な質問には、された側も誠心誠意答えたくなるものです。
《そんな質問をするためには》
その質問をすることで、結果的に自分は何を得たいのかを明確にする。
そしてそのゴールまで、まずは自分の足で進めるところまで進んでみる。
注意)何でもかんでもすぐに質問したりしない。
立ち止まったところで、今までの自分が辿ってきた道のりと立ちはだかる壁を明確にして質問をする。
思考の足跡が見える質問は答えやすいし、答える気になる。
質問された側を如何に本気にさせるかが、質問をする上で大きなポイントになると思います。
質問の仕方で返ってくる答えは大きく変わる。
『自らの質問に思考の足跡をつけろ!』
23/6/2020(56)