話せなくても会話は成り立つ


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先に言っときます。

私はスペイン語が話せません。
ですが、スペイン語で会話することはできます。

 

前提として、"話せること"と"会話ができること"は、イコールではない。
それを踏まえた上でその違いについて話していこうと思います。

 

 

決定的な違いは

スペイン語を話す」には相手がいない
スペイン語で会話する」には相手がいる

という点です。

 

話すのは1人でも出来ますが、会話は相手がいないと成り立ちません


会話をする時、
相手は私の話を必死に理解しようとしてくれます。

英語のボキャブラリー
文法構造の理解
正しい発音

必要ありません。

 

必要なのは「伝えようとする心」だけです。

 

 

会話をする時、

相手の顔をしっかり見ましょう。
相手の心と向き合いましょう。

決して諦めずに
相手が何を言っているか、ではなく
相手が何を伝えたいか、に耳を傾けることが大切です。

 

 


そんなこと言っても、スペイン語なんてひとつも知らないよー。という場合。

果たして伝える手段・受け取る情報は言葉だけですか?

ジェスチャー、状況、表情、声の波(トーン)、etc...
全部含めて会話です。

 

一生懸命話しているのに相手にシャットアウトされたら、話す気はなくなります。

逆も然りです。
「何言ってるか分からないよぉ」状態に一度なってしまったら、その先何を言われても分からないまま終わってしまう。

 

 


これは私の体験ですが、


ホストママが話しかけてくれた時、
「ほげー」というスタンスで受け取っていたら、
マジでなんにも理解できませんでした。

 

でも、ママが最初に「私たちの結婚の話なんだけどね」と話してくれた時、
興味が湧いたし、状況が理解出来たので、その後の話はほぼ完璧に理解出来ました。

相変わらずなんて言ってるかはよく分かってませんでしたが、何を話してるかは分かったんです。

 

 


『話せなくても会話は成り立つ』

日本人の言語学習(主に英語)は、自分とばかり向き合っているように感じます。
これであってるかなぁ。
上手く伝わるかなぁ。
気になってしまうのは私もよく分かります。


しかし、会話は相手とするものです。
相手に伝わりさえすれば、会話は大成功。
そして言語はスキルのためではなく、会話の手段であるということを忘れないで下さい。

 

 

 

 


最後にこれだけは覚えて帰ってください。

言葉があって相手がいるんじゃない。
相手がいるから言葉がある。
そして伝える努力だけは決して怠ってはならない。

 


以上。

 

 

 

27/5/2020(29)