「お前の命の保証はないぞ」


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私は経由地ホノルル空港にて

命の保証はできないよ

と言われてしまいました。


どんな経緯でそーなったのよ!?って話をしたいと思います。

 

 


《VISAが初めて》


まず第一に
海外の長期滞在が初めてでした。

つまりVISAを取るのも初めてだったのですが、
家族も誰も経験なく、VISAについての知識はなし。


VISAは国内の大使館で取るという選択肢もありましたが、
書類が揃っていれば現地で取っても問題ないという事だったので、
現地のスタッフの方に連絡を取り、必要書類をもって現地で申請することにしました。

 

 


《Pre Visaという落とし穴》


私は長期滞在なので本来VISAを持っていないと入国出来ないのですが、
現地で申請することを在CRの日本大使館にも伝えていたので、
VISAなしでも入国できる予定でした。


そして、"Pre Visa"という書類を持っていたことが混乱を誘いました。
入国の際にはそれがVISAの代わりの役割を果たす、と思ってしまっていたのです。

しかし、このPre Visaにそんな力はなかったようなのです。


詳しくは分かりませんでしたが、結果的にPre visaのみでは飛行機にすら乗れない状況になってしまいました。

 

やれやれだぜ。

 

 


《Return ticket》


VISAを持っていない私の前に表れたもうひとつの壁はReturn ticketでした。


コスタリカは3ヶ月以内の滞在であればVISAは必要ありませんが、
その場合は必ずReturn ticketを持っていないと入国出来ないという決まりがありました。


私はVISA(Pre Visaが役割を果たすと勘違い)を持っていたので、Return ticketはなくても搭乗できるはずでした。


いや別に買っとけばよかったのに、と思われるかもしれませんが、
1年後の飛行機のチケットは買えなかったので、現地で落ち着いてから買う予定でした。


ICYEさんからは、購入後に日付を変更出来るチケットを推奨されていたのですが、

「別にわざわざ買わなくても、後から変えるの面倒くさそうだし」
と思って買いませんでした。

 

 


《成田空港にて》


まぁ以上のことが最初から分かってれば良かったんですが、
ノコノコと出発当日を迎えてしまった。


成田空港の荷物カウンターでトランクを預ける時に航空券をチェックされて


「帰りの航空券はお持ちですか?」
「いえ、ありません」
「申し訳ございませんが、その場合ご搭乗いただけません。」
「あ、でもPre Visaというものを持ってまして…」
「拝見させて頂いてもよろしいですか?」
「お願いします」


「これはVISAの役割を果たしていないので、やはりご搭乗頂くことはできません」


【【撃沈】】


「え、どうすればいいですか?(困惑)」
「そうしましたら、キャンセル可能なチケットを一度ご購入頂き、入国後にキャンセルして頂いて、3ヶ月以内にVISAを発行いただいて、再度帰りの航空券をご購入して頂くかたちであれば可能でございま…」
「あ、もうそれでおねがいします!!!!!」


母よ、ごめんなさい。
無駄なお金と労力を。


カウンターの方と母の活躍によって、私は無事に出国することが出来る状態になりました。

 


ちなみにトランクも重量超過で追加料金かかりました。
母よ、すまぬ。

 

 

 


[ここまでの要約]


・VISAをコスタリカで発行することを決める。←余裕
・Pre Visaで突破を試みるも、鮮やかに通行止め。←驚愕
・3ヶ月以内のReturn ticketもなく五里霧中。←焦思
・カウンターの方の提案で、仮のチケットを購入。←安堵
・3ヶ月の観光という名目で入国を目指す。←挑戦

 

 

✈ ✈ ✈ ✈


こうして無事に日本を出国できた私ですが、到着したホノルル空港で事件?は起きました。


ちなみに出発前にバタバタしていた私を気遣ってくれたカウンターのお姉さんが、

「一席キャンセルのお客様がいらっしゃいましたので」

と、ホノルル行きの飛行機の座席のグレードを1つ上げてくれました。


こんな優しさを撒ける大人になりたいです。

 

 


《ホノルル空港入国審査にて》


A 「What’s the purpose of your visit?」


私「Transit. I will go to Costa Rica. For that, I'll transit again in the Atlanta」


A 「Oh it's really nice. What ate you going to do there?」


私 「Volunteering.」


A  「how long will you be staying?」


私 「About 1 year」


A 「Do you have a visa?」


私 「No, but I have a return ticket within 3 months」


A 「Ok, just a moment.」


しばらくして…


お姉さんがやって来る。


通信機器使用禁止の張り紙のある部屋に連れていかれる。


事情を聞かれる。


何とか英語で事情を説明する。


状況は理解してくれた。
そして、

" Ok i understood.
But I can't take responsibility about your life ”

「まぁわかったけど、命の保証はできないからね」

と言われてしまった。

 

 


[総じて]


・私が真面目すぎた。

・観光です、と言っておけばいいのに素直に答えるからややこしくなった。
・自分の命は自分で守る。

 

 


反省を活かして、Atlantaではなんの問題もなく乗り継ぎできました。

 

 


[この一件を通して学んだこと]


・事前に調べることはすごく大切。
→Pre Visaの書類のこともっと調べておけば良かった。

・不確定要素を信じすぎてはいけない。
→自己完結しないで納得するまで調べる

 


[結論]


関わってくれた全ての人に感謝。

ありがとうございました。

いまコスタリカで元気に生きてます。

 

 

 

 

 

4/6/2020(37)