スペイン語 月 順番  検索


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ある日の夕飯前


Sebas「Enero, Fe..Febrero? Marzo..」
Mamá「Si. Y que sigue?」

ママは台所の作業をしながら応じる。

Sebas「Mayo?」
Mamá「No」

散々悩んで、ようやく口を開いた。

Sebas「Que es?」
Mamá「Abril」
Sebas「Ah~ Abril.」

 


何気ない日常の会話であるが、察しがいい方は気づいたかもしれない。

そう、2人は月(month)の話をしているのだ。


簡単な単語しかなかったので、1~2m離れたソファーに腰掛けていた私にも十分理解出来た。
この状況は至ってシンプル。

SebasがMamáに月の順番を確認している

ただそれだけである。

 

 


「いやちょっと待て」
「なんか引っかからないか?」


月の順番が分からなくなることあるか?と思った。
逆に学校では習わないから知らない可能性もあるのかな?とか考えたが。

 

 


しかし思い返せば英語を勉強していた時から少し疑問だった。

日本では"1月"、"2月"、"3月"と規則的でわかりやすいのに
英語は"January"、"February"、"March"
なんて不規則でわかりにくいんだ。

この並びだけ見たらMarchの仲間はずれ感かわいそう、と思いたくなる。

 

 

 

 

いや待てよ、

 


そういや日本にも似たのあるな。

"睦月"、"如月"、"弥生"...


「ちょっとかっこいいな」と誰もが思ったことのある
和風月名〉を思い出し、
"March"と"弥生"が重なった。

まさかと思ったが、しっくりきすぎてしまった。

 


「もしかしたら私たちが通常だと思っていたJanuaryは、
日本でいう睦月のようなもので通常は使用しないのか?」

ひとつの仮説が脳に電撃を走らせた。

 


もしそうなのだとしたら、
SebasとMamáの会話にもなんの疑問もない。

普段は"Uno mes"、"Dos mes"と言っているのかもしれない、というところまで考えた。

 


まぁ十中八九そんなことはなくて、日本みたいにシンプルじゃないから、知らないのも別に変な話ではないのかもしれない。

ただ、もし私たちが知らず知らずのうちに難しい方だけを使っていたとしたら、なんて考えた。


だって逆の立場になって考えてみて。
日本に来た外国人が

「いやぁ、やっぱり葉月は暑いねぇ」

なんて言おうものなら

「そんな日本語どこで覚えたの??」

と見知らぬ通行人Aですらツッコミたくなるぐらいだろう。

 


私たちも「普通でしょ」みたいな顔でそーやって言ってたらどうしよう、
なんてそんなわけねーことが頭の中をぐるぐる回って、
妄想が膨らんで美味しい夜ご飯が食べられました。

 

 


たまに「なんでそんなん知ってんの?」っていう難しい日本語使ってる子とかいるけど、
だいたいアニメとか映画とかから貰ってることが多いようです。

日本に忍者はそんなにいないこととか、普段は和服着ないこととか、結構驚かれたりします。

でもそうやって勉強じゃなくて、「好きから手に入れた言葉の方が欲しい時にパッと出てくるんだよね。

 

 

 


今日のまとめ


《和風月名の由来》
睦月: 月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。
如月: 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。
弥生: 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。
卯月: 卯の花の月。
皐月: 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。
水無月: 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。
文月: 稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)
葉月: 木々の葉落ち月(はおちづき)。
長月: 夜長月(よながづき)。
神無月: 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。
霜月: 霜の降る月。
師走: 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。


"弥生"を"弥生月"とする選択肢はなかったのだろうか?
そっちの方が"師走"が際立つ気がする。

 

 

じゃなくて

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Febrero
Marzo
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Mayo
Junio←イマココ←ワタシノタンジョウビココ
Julio
Agosto
Septiembre
Octubre
Noviembre
Diciembre


毎日楽しんでます!

 

 

 

 

3/6/2020(36)