学校併設Fincaの利点


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私がボランティアとして通っているのは
Colegio Técnico Profesional de San Mateoという高校で
そこに併設されているFincalas cabrasを中心に動物のお世話をしています。

 

 

まだ通いはじめて二日目の昼、
生徒たちは基本的に食堂で出されるalmuerzoを食べるのですが、その日はバナナが出ました。

 

食べ終わったら生徒たちは自ら食器を洗います。
そこにも感心しましたが、今回は関係ないです。

 

洗い場にはバケツが二つあり、食べ残しを入れるバケツとバナナの皮などの生ゴミを入れるバケツがあります。

 

 

コスタリカ人、けっこう食べ残しします。
もはや私の食器だけがツルツルなくらいです。
そのため、バケツは大きいものですが二つともいっぱいになります。

 

もったいないなぁ、と思いながら食堂のおばちゃんたちに"Gracias"と伝えると

Espera, ¿Puedes traerlo?」と言われ

パンパンのバケツを両手に持ってFincaに戻りました。

 

 

もうわかりますよね?

 

それらはLa comida de los animales になったのです。

 


この仕組みは素晴らしいと思いました。

 

日本でも、給食の食べ残し等が大きな問題になっているのではないか?と思います。

 

そのごみの処理に手間と費用をかけることなく、
動物たちからすれば美味しいものが食べられて、
まさにwin-winだと思いました。

 

Fincaほど大きくなくても

  1. 学校で動物を飼う
  2. 給食の食べ残しを食べて成長する
  3. ごみ処理にかかる手間と費用の削減できる
  4. その成長を観察して学べる
  5. 牛乳や山羊乳などを出荷してお金儲け
  6. 子供を産む
  7. 最後はありがたくいただく
  8. 命の尊さを学ぶ

 

素晴らしい命と教育のループではないでしょうか?

 

まぁそこまではいかなくても、食べ残しの削減・処理にこんな方法があったのか、と発見することができました。

 

 

当たり前ですが、身近になってはじめて知ることがたくさんあって楽しいし勉強になります。

 

私には愛情があるのでlas cabrasを食べることは出来ませんが。

 

 

6/5/2020(8)