まだ見ぬ景色を求めて
3月11日の話
この日は授業が午前中で終わるという話を聞いていたので、私も午前中の仕事が終わったら荷物を持って上に戻ってきました。
*私はコスタリカのcolegio profesional tecnico de san mateo という高校の所有するfarmでvoluntarioをしています。
Almuerzoを食べてから帰るという話だったので、食堂でmamáとご飯を食べていたら、ほかの先生もmesaにやってきました。
その先生が「バスは12:30らしいよ」と教えてくれたので私は余裕を持って12:15にcomedorを出ました。
お皿を洗い終え、おばちゃん達に「Gracias」を告げ、正門にたどり着くとすっからかん。
いつもはbusを待つestudiantesで溢れかえっているのに、、と思っていると他の生徒のがやってきて
「もうバス行っちゃったらしいね」
と言ってました。
あちゃー、と思いましたが、1回歩いて帰ってみたいと思っていたので、せっかくの機会にcaminandoで帰ることにしました。
5キロくらいでしたが、午前中で終わったので時間もたっぷりあるし楽しそうやん!って言ったら
「さすがに大変だと思うよ、Te recomiendo que lo detengas」
って言われちゃいました。
まぁ歩いたんだけどね。
いつもはスクールバスで通る道を歩いて通るのはとても新鮮で、Paisaje y aireを楽しみました。
すっかり冒険家気分の私は、いつも渡っている橋の下に降りてみることにしました。
そこにはジブリのような世界が広がっていました。
「あぁ歩いてよかった」
たった1時間だったけど、頑張って歩いた以上の報酬を受け取れたので満足な冒険でした。
そういえば余談なんですけど、高3の時、3年間担任を務めてくれた先生に
「おれ、将来なにになるのがいいですかね、どんな職業が合いますかね」
と真面目に相談したことがありました。
いつもはふざけあう仲でしたが、結構まじで話したつもりでした。
そしたら
「えーおまえ?冒険家。それか漁師。とりあえず安定した収入は似合わねーもん」
って言われました。
その時は「いやいやそーゆーんじゃなくて」と思ってましたが、
先生、冒険家も悪くないかも。
14/5/2020(16)